日曜日, 3月 23, 2008

十条日常診療フォーラムNEWS 「院内、施設内肺感染症-ATS/IDSA guideline 2005より」

肺炎を重症度で分けるのではなく、「リスクと多剤耐性感染かどうかの視点で分ける」といった考え方が以前と異なっています。院内肺炎・気管挿管後に発症した肺炎、何らかのケア後(維持透析、介護施設入所や在宅での治療など)に多剤耐性感染の危険が高まるとのこと、院内肺炎の30~70%が死亡するため大変重要であることが話されました。予防、特にICUでの予防法、スコア化による診断(CPIS)の説明があり、そしてできるだけ早く治療を開始すること、培養検体をとったらすぐにempiric therapyを開始する必要が説かれました。

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