日曜日, 3月 23, 2008

十条日常診療フォーラムNEWS 「経鼻内視鏡の前処置&挿入法」

経鼻内視鏡の使用経験からメリット、難しさ、今後のゆくえなどをお話しいただきました。メリットは苦痛が少ないことです。現在の内視鏡は直径1cmはありますが経鼻内視鏡は5mmほどです。また経鼻内視鏡は舌の付け根を通らず、のどに触れることがないため吐き気がおきにくく検査中も会話ができます。鼻の痛みは6割の人が「ない」と答えているとのことです。ただし前処置は点鼻薬や局所麻酔薬を入れるなど、やや繁雑で時間がかかる印象でした。挿入成功率は94~99%とのことでしたが、女性や35歳以下の若い人では低率になるようです。鼻出血は1~4%程度とのことでした。内視鏡の操作性はよく、特に健診などにはbest choiceと思われました。

0 件のコメント: