日曜日, 3月 23, 2008

十条日常診療フォーラムNEWS 「急性心不全・最近の治療」

2006年の日本循環器学会ガイドラインと最近の動向をお話いただきました。急性心不全の診断手順では常に心不全の原因として急性心筋梗塞を疑うことが大切であり、検査を進めながら同時にミオコ-ルスプレーで初期治療をすること。血行動態の分類では理学的所見で分類するNohriaの臨床病型の紹介があり、dry-wet、warm-coldに分けることで低潅流所見とうっ血の所見に分類され治療法の選択が出来るとの説明がありました。また利尿薬・亜硝酸剤・カルペリチド(ハンプ)・PDE阻害薬(コアテック)の使い方、強心薬に対する考え方の変化のお話がありました。最近は挿管よりもNIPPV(いわゆるバイパップ)が急性心不全に多く使われるようになっており、常にスタンバイ状態で院内においてある必要があると訴えられました。

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