月曜日, 2月 09, 2009

十条日常診療フォーラムNEWS『外来での睡眠障害治療』

1月22日は、精神科 田村先生による『外来での睡眠障害治療』でした。はじめに 国民の23.1%が睡眠で悩んでいる統計が出され、生活習慣病・うつ・アルコール・高齢化・認知症との関連をみると睡眠障害は立派なcommon diseaseであることが示されました。一般外来での精神症状の診断の問診の順番を教えていただき、原因診断を①周辺因子(睡眠を阻害する因子)②疾病(SASやむずむず脚症候群など)③特別な病気(昼夜逆転など)④うつ病⑤残った睡眠障害(早朝覚醒、中途覚醒、入眠障害のみ)にフローチャートで行なっていくこと、特に問題飲酒のスクリーニング法、うつ病の二質問法を教えていただきました。そして睡眠障害の対処12の指針と治療の原則、薬物使用では単剤より開始し初回使用量は最低規格量の1錠で開始(高齢者は1/2錠)するよう注意があり、ベンゾジアゼピン受容体作動薬・抗うつ薬・抗精神薬の説明、副作用とポイントを教えていただきました。

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