日曜日, 9月 07, 2008

十条日常診療フォーラムNEWS 「経口血糖降下薬の特徴と使い方 パート1」

8月21日は 内科 湯野先生による『経口血糖降下薬の特徴と使い方 パート1』でした。血糖調節のメカニズムとホメオスタシスをわかりやすく説明していただき、次に当院で使用している経口薬の作用特性と臨床的特徴にはいりました。SU剤ではグリベンピラミド(オイグルコン)の心臓への悪影響の機序、第3世代のアマリールの特徴、速効型インスリン分泌促進薬・ファステイックの食後高血糖に対する効果、αグルコシダーゼ阻害薬のグルコバイでは肝機能障害の頻度が高いこと、セイブルでは食後1時間の血糖降下作用が強いこと。チアゾリン誘導体のアクトスの作用機序・インスリン抵抗性のある方には劇的効果を発すること・浮腫や骨折などの副作用について、ビグアナイド薬(メルビン)の歴史と安全性など、多岐にわたってお話しがありました。次回は治療の目標、経口剤選択のアルゴリズム・ポイント、BOT療法、症例検討などが予定されています。

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